早期発見に有効なマンモグラフィ検診
乳がんを見つけるために有効な画像診断の一つがマンモグラフィ検診。
視触診、超音波では分かりにくい小さな乳がんを写し出す「乳房のレントゲン検査」です。マンモグラフィは乳がんをはじめとして、乳房にできる病気を見つけることができます。触っても判らないような早期の小さな乳がんは勿論、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)として、早期乳がんのサインである非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化/砂粒のように見えるもの)として見つけることができます。悪性の病気だけでなく、良性のものも見つけることができます。
マンモグラフィ検診の撮影方法
立体的で厚い乳房を正しく撮影するために、技師(女性)が手を添え、乳房を圧迫板で挟みながら静かに圧迫します。上下方向1枚、左右方向1枚、両乳房で合計4枚の撮影を行います。圧迫板には一定以上の圧力はかけられないように設計されていますので、ご安心ください。リラックスして受診することで痛みもなく、よい画像を撮影することができます。ただし痛みが強い方、皮膚や乳房に傷や炎症等があり圧迫ができない場合は撮影を中止することがあります。
手に触れないしこりも見つける超音波検査
人の耳には聞こえない超音波を出す器具を、直接乳房に当てて動かし画像を写します。超音波は数ミリの手に触れないようなしこりを見つけ出すことができます。また、被爆を避けたい若年者や妊娠中の方、圧迫に耐えられない方や授乳中、頻繁に検査が必要な方に適しています。