Male
Infertility
男性不妊
男性不妊についてMale Infertility
不妊症の原因の約半数は、男性側にあると言われています。 男性の持つ「妊娠させる能力」は大きく2つに分けられます。1つは腟内射精ができること、もう1つはその精液内に運動能力と受精能力を兼ね備えた精子が充分に存在する(精液所見が正常である)ことです。
男性不妊の原因の約85%は精液所見の異常であり、これは医療機関で検査をしなければ分かりません。早期に精液検査を行い、その結果を踏まえて治療方針を決めることが妊娠成立にとって大切です。
不妊症の原因
問診・カウンセリング
勃起障害や射精障害のある場合は、お話をお伺いして薬物療法により性機能の回復を目指したり、治療法として人工授精をお勧めしたりします。
検査方法についてAbout Inspection Method
Method 1 精液検査
おもに精子の「数」と「運動率」を調べます。
その結果で、妊娠するために必要な方法(タイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精)の方向性が見えてきます。
Method 2 精子酸化ストレス(DNA損傷度)測定
精子の「質」に着目した最新の検査です。
精子酸化ストレス分析機を用い、精液中の活性酸素レベルを測定することにより精子酸化ストレス(精子のDNA損傷)の程度を調べます。
精子酸化ストレスが大きい場合、胚の質の悪化をまねき、妊娠率の低下や流産率の上昇につながると言われています。検査結果が悪い場合、生活習慣の改善やサプリメントの処方を行い精子の質の改善を目指します。
精液検査と同時に測定可能です。
泌尿器科専門医へのコンサルト
精液検査で異常が認められた場合は、施設(シンフォニア御池)内の泌尿器科専門クリニックへのコンサルトを行います。
特に精液中に全く精子が見られなかった場合(無精子症)では精子の回収ならびに凍結保存が必要となります。無精子症の原因は大きく下記の2つに分けられます。
閉塞性無精子症
精巣で精子が作られているが、
通り道が詰まっていて出てこない。
非閉塞性無精子症
そもそも精巣で精子がうまく作れない。